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csrreport2009   11 / 42

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 当社ではアクリルを使用した粘着剤の開発 に取り組み、エマルション型、溶剤型の2タイ プを取り扱っています。また、市場のニーズを 先取りし、電子材料用粘着剤、UV硬化型の粘 着剤の開発にも取り組んでいます。  近年の粘着剤の使用用途は多岐にわたり、品質要 求も多様化してきています。そのような環境下で、ア クリル事業部は、関係部署を統括し、お客様のニーズ を満たすべく、そして世の中をリードすべく、開発テー マの早期立ち上げ、生産性および品質向上に努めて います。 アクリル事業部アクリルグループ 竹井 利明 統括(アクリル事業部)  製品の物性検査に加 え、規格外品発生時の原 因究明のサポート、分析 装置の点検・校正を行っ ています。お客様に確か な製品が届くよう、さまざ まな分析を通して品質を管理しています。評価結果の ぶれにも注視し、それを製造部門にフィードバックする ことにより規格外品の発生を未然に防ぐなど、製造部門 と協力して安定した生産の維持にも寄与しています。  検査業務は信頼の上に成り立って います。正確なデータを迅速に報告 するのは当然のこと、たった一度の 誤った報告が大きな信頼の失墜につ ながります。責任が重く、気を遣う業 務ですが、東亞合成ブランドの最後 の砦である品質保証という仕事に誇 りを持って取り組んでいます。 名古屋工場管理部品質保証室 井町 悦史 検 査  私たち研究開発部 門では、新規粘着剤 の研究開発、既存製 品のグレードアップ検 討を行っています。技 術調査・樹脂設計・合 成・配合・分析・評価等 の検討を通し、粘着 技術を深く理解することで、多様化するユーザーニー ズに迅速に対応・提案していけるよう、研究活動を進め ています。  新しい技術を確立し、お客様に満 足いただける製品を生み出していく ため、専門スキルを習得するととも に、さまざまな分野・部門のメンバー と気持ちを合わせ、お客様とともに 開発を進めていきたい。そんな想い で研究開発をしています。 アクリル事業部高分子材料研究所 杉浦 哲也 研究開発  粘着剤を作るにあたっ ては、さまざまな原料が 使われます。自社で製造 する原料もありますが、 外部からも原料を購入 しています。外部購入の 役割を担っている購買 グループでは、粘着剤各製品の生産計画に基づき、決 められた期間内にいかに安定的(例えば納期・品質・適 正価格)に調達するかに主眼をおいて業務に取り組ん でいます。  購買の仕事は社内外の調整役と 感じています。社内外からの要求を いかに最大限満たすかがこの仕事 の魅力だと思います。難題も多数あ りますが、その先に関係者の理解を 得られた時の喜びはひとしおです。 業務部購買グループ 小林 聡 調 達  ものづくりに苦労は絶えません が、自分たちの製造した製品が、世の 中の役に立っていることを自負しな がら、安全活動、品質安定化、環境負 荷低減、コスト低減に取り組んでい ます。 名古屋工場第二製造部ポリマー課 日比野 浩  工場では品質安定 化のため、さまざまな 取り組みをしていま す。そのうちの一つは 傾向管理と呼ばれる もので、製造ロットご とに検査値をグラフ化 し、小さな変動を早期 に察知することで、ばらつきが大きくなる前に工程を調 査して修正しています。現場でこの活動を始めてから、 さらに不良品発生率を抑制できるようになりました。 製 造 東亞合成グループ CSR報告書 2009 11 特集CSRの取り組みステークホルダー とのかかわり 環境・安全への 取り組み