28 東亞合成グループ CSR報告書 2009 ステークホルダーとのかかわり 東亞合成グループでは、人権に配慮した公 平・公正な採用・配置・処遇を行っています。 従業員との かかわり 人権保護の取り組み人権尊重 　東亞合成では、経営理念の中で「人を大切にする企 業」を明記するとともに、「東亞合成グループ行動憲 章」において「私たちは、国内外の法令およびその精 神、社内規程を遵守し、基本的人権を尊重する。」と定 めています。中期経営計画「ALL TOA 2010」の中で は、従業員は会社の財産であるとの意味合いから「人 財」として人事施策を行うことを盛り込んでいます。 セクシュアルハラスメント対策 　当社では、就業規則にセクシュアルハラスメントの 禁止を規定し、社員全員に周知するとともに、その防 止に向けた以下の啓蒙活動を実施しています。また、 社外・社内にコンプライアンスホットラインを設け、 通報者および個人情報を保護しつつ速やかな対応を図 るようにしています。 　●Eメールで啓蒙資料「職場におけるセクシュア ルハラスメント防止について」を配付してい ます。 　●社内報にセクシュアルハラスメント防止の啓蒙 記事を掲載しています。 　●相談、苦情の窓口として、コンプライアンス ホットラインのほか、各事業所人事担当課およ び各事業所労働組合を指定しています。 　●就業規則（第3章第14条：禁止の定義、第11章 第97条：賞罰の対象に設定）において規定し ています。 障がい者雇用 　当社グループでは、障がい者の方々の自立を支援す るため、障がい者の雇用拡大に努めています。2008年 ではグループ全体で23名の障がい者の方々が働いて おり、そのうち9名が重度の障がいを持つ方々でした。 　ただし、東亞合成の2008年の障がい者雇用率は 1.62％で、法定雇用率の1.8％を若干下回る結果とな りました。このため、引き続き障がい者の就業機会の 創出に向けた職場環境の整備を進め、雇用促進に努め ていきます。 2004年2005年2006年2007年2008年 1.67％ 1.73％ 1.74％ 1.79％ 1.62％ ● 障がい者雇用率の推移（東亞合成） 雇用制度の充実 High Light 新型インフルエンザ 対策について 　当社グループでは、 2008年10月、従業員の 健康と安全を確保すること を最優先とした「新型イン フルエンザ対策」を策定し ました。2009年4月に発 生した新型インフルエンザ への対応についても、本対策に則り、実施いた しました。 　全従業員への正しい知識の啓蒙をはじめ、引 き続き、危機管理に取り組んでいきます。 主な対策の例 　●新型インフルエンザに関するリーフレット の発行 　●国内外の事業所ごとに全従業員分の感染 予防用品の備蓄 　●海外駐在員帰国用オープンチケット航空券 の購入 　●状況に応じた、国内外の出張の自粛や禁止 の要請 　●海外駐在員・出張者に対するインフルエン ザワクチンの接種要請 東亞合成（株）　 管理部人事グループ 斉木 智康