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csrreport2009   36 / 42

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36 東亞合成グループ CSR報告書 2009 環境・安全への取り組み High Light 緑のカーテンで オフィスの省エネ!  2008年の夏、徳島 工場のオフィスに「緑 のカーテン」を設置し ました。「緑のカーテ ン」とは、つる性の植 物を利用して夏の日差 しや外気を遮るとともに、葉から放出された水 分が熱を奪う“蒸散作用”で周りの温度を下げる 自然のカーテンです。エアコンの使用を減らす ことでCO2削減に貢献し、ヒートアイランドや地 球温暖化の防止につながります。  私たちが植えたゴーヤの苗はすくすくと成 長、夏にはゴーヤの実をおいしく食べることが できました。「緑のカーテン」は“涼しさ”や“食べ ることによる健康”だけでなく、植物を育てる楽 しさ、日頃忘れがちな心のゆとりを思い出させ てくれました。2009年はこの活動の輪を広げ ていきたいと思います。 CO2排出量の削減に向けて、工場、事務所等 それぞれの部門で活動に取り組んでいます。 地球温暖化防止 への取り組み  当社グループでは、電力・化石燃料などのエネル ギー使用量について、「エネルギーの使用の合理化に 関する法律(省エネ法)」に基づいて、エネルギー使 用原単位で対前年比1%低減することを目標に掲げ、 省エネルギーを推進しています。  当社グループ全体の省エネルギーの推進状況は、 P.35のグラフの通りです。2008年は前年と比べて エネルギー使用量は原油換算で16千k.減少し、5.6% 大幅に低減しました。また、東亞合成単体の2008年 のエネルギー使用原単位は生産量の減少などの影響 により対前年比5.9%の増加となり大幅に悪化しまし た。2009年も景気低迷による生産量低下に伴い、エ ネルギー使用原単位の向上に対しては非常に厳しくな ることが予想されますが、エネルギー使用原単位の前 年対比1%削減を目標とし、エネルギーの削減に向け 努力を続けます。  地球温暖化防止を目的とした京都議定書の第一約束 期間が2008年からスタートしています。当社グルー プでは、省エネルギーの活動を通してCO2の排出削 減に努めています。また、東亞合成および鶴見曹達で は、それぞれが国内排出量取引制度に自主的に参加し ています。  2008年は景気低迷の影響で生産量が低下し、東亞 合成グループ全体の2008年のCO2排出量は、434 千トンと前年と比較して23千トン削減(5.0%低減) しています。  また、東亞合成単体の2008年のCO2排出量は、 292千トンであり、前年と比較して23千トン削減 (7.2%低減)することができました。東亞合成単体の CO2排出量は、1990年と比較して23.5%減少してい ます。  当社グループでは、6〜9月の期間に東亞合成の本 支店・営業所を中心にCOOL BIZ(クールビズ)の取り 組みを実施しています。冬季には暖房時の室内温度が 高くなりすぎないよう心掛けており、一年を通じて冷 暖房によるエネルギーの節約に取り組んでいます。  また、昼休みは不要な照明は消灯するなど、こまめ な節電を行い、従業員の省エネルギーに対する意識の 向上を図っています。 エネルギー使用量と低減対策 CO2排出量と低減対策 オフィスにおけるCO2排出量削減 緑のカーテン