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csr2012   35 / 50

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東亞合成グループ CSR報告書 2012 35 特 集 CSRマネジメントコンプライアンスコーポレート・ガバナンス RCマネジメント人 財 育 成社会貢献・ コミュニケーションの充実サイトレポート RCマネジメント 環境負荷低減への取り組み 水質、大気への負荷を低減するために、排水、排ガスの管理・改善に努めています。 水質の保全 大気の保全 化学物質排出量削減 東亞合成グループでは、排水中のCOD(化学的酸素要 求量)、BOD(生物化学的酸素要求量)等、国の排出基準 および地域との協定による規制値を遵守するため、自主 管理値を設定し、排水管理を徹底しています。閉鎖系海域 (東京湾、伊勢湾、瀬戸内海)に隣接する工場では、全窒 当社グループでは、排ガス中の硫黄酸化物(SOx)、窒 素酸化物(NOx)、ばいじんについて、国の排出基準およ び地域との協定による規制値を遵守するため、自主管理値 を設定し、排ガスの管理を徹底しています。さらに、排ガ ス中の環境負荷物質の低減に努めています。 PRTR法(特定化学物質の環境への排出量の把握等及 び管理の改善の促進に関する法律)では、化学物質を扱 う事業者が、どれだけの化学物質を環境へ排出しているか を、自ら把握して届け出ることを定めており、各事業所で 2010年の排出量(2010年4月から2011年3月までの期 間)を各県の知事に提出しました。 また、当社グループでは、所属する社団法人日本化学 工業協会(日化協)指定の調査対象物質(PRTR法届出対 象327物質を含む433+1物質)についても、該当する物 素、全リンの自動測定装置を設置し、総量規制の管理に対 応しています。 2011年は、一部施設の停止もありCODが2010年に対 し減少しました。 2011年は、徳島工場ではボイラーの低負荷対策を行 い、NOx、ばいじんの排出量が減少しました。また、坂出 工場ではボイラーを変更し、重油から都市ガスに燃料を転 換したことにより、SOx、NOxの排出量が減少しました。 質の排出量を把握し、その削減に取り組んでいます。 当社グループにおける2011年の日化協PRTR調査対 象物質の総排出量は下表の通りです。日本純薬では排ガ ス燃焼炉を導入し、トルエンの排出量を大幅に削減しまし たが、川崎工場の塩ビ重合設備が新たに当社の設備とな り、塩ビモノマーが調査対象になったことなどにより排出量 が増加し、グループ全体の化学物質排出量は、2010年に 比べ1.4トン(2.2%)増加しました。 2011年度目標2011年度実績と評価2012年度目標 ・PRTR対象物質:50トン以下・PRTR対象物質排出量:64.7トン、対2010年1.4 ・PRTR対象物質排出量:53トン以下 トン(2.2%)増加 ・各事業所で発生量の抑制策、回収テーマに取り組んだ (トン) 2007年2008年2009年2010年2011年対2010年増減量 東亞合成グループ96.6 79.2 61.8 63.3 64.7 1.4 主 な 排 出 物 質 ジクロロメタン(塩化メチレン)※2 12.4 13.0 10.3 13.3 14.1 0.8 クロロエチレン(塩化ビニル) . . . . 7.9 7.9 トルエン13.0 11.8 11.8 12.6 6.4 .6.2 クロロメタン(塩化メチル) 12.0 8.6 7.5 6.3 6.4 0.1 1,2−ジクロロエタン5.4 7.2 5.3 4.9 2.6 .2.3 1,1−ジクロロエチレン(塩化ビニリデン) 5.0 4.7 4.2 1.9 0.5 .1.4 トリクロロエチレン1.0 1.6 0.9 0.4 0.3 .0.1 ※1 2011年1月1日から12月31日までの1年間(2007年、2008年の日化協PRTR調査対象物質排出量については、4月1日から3月31日までの1年間) ※2 PRTR法届出対象外の物質 日化協PRTR調査対象物質排出量推移※1 ×