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特集2:部門長に聞く.今後の戦略  昨年、子会社の鶴見曹達(株)を合併して横浜工場とし、 クロールアルカリ事業の一体運営を具現化しました。今 年は、名古屋、横浜、徳島の3製造拠点での最適生産と効 率的な事業運営、販売活動を実行に移していきます。  当面は原燃料高による厳しい事業環境が続くと予想さ れますが、ピンチをチャンスと捉え、環境変化に「しなやか に」、「ひたむきに」対応しながら、地域経済との共存・共栄 を図り、利益の確保と事業の永続性を追求していきます。  高純度製品は、主要な需要分野である半導体、液晶 など電子材料分野の海外移転が進んでいますが、高い 技術を誇る当社の製品群は品質面で競争力がありま す。輸出設備の強化を通じて事業を拡大していきます。  工業ガス事業では、効率的なビジネスモデルの構築 と営業活動の強化により、中部地区で収益力トップの供 給者を目指すとともに、将来的には新鋭生産設備へのリ ニューアル検討を進めます。 基礎化学品事業 執行役員 基礎化学品事業部長 原 寿 3製造拠点(名古屋、横浜、徳島)での 最適生産体制構築と高純度製品の事業拡大  クロールアルカリ事業では、電力コスト削減のため、昨年、 徳島工場に「ガス拡散電極法」を導入しました。本技術の導 入により、電力使用量を大幅に削減できる効果が見込まれ ており、今後横浜、名古屋などの他工場へも順次、導入して いく計画です。  高純度製品事業では、超高純度液化塩化水素については 徳島工場での増強により、今後東アジアを中心とする半導体 向け需要の増大に的確に対応し収益拡大を目指します。ま た、上水の除菌に使われる次亜塩素酸ソーダなど既存製品 のさらなる高純度化、差別化を推進するとともに、硫酸、苛性 カリなど他の高純度製品の戦力化にも注力していきます。 新中計の注力製品 07 今後の戦略 半導体製造工程に不可欠な 高純度液化塩化水素 次亜塩素酸ソーダが 水の安全・安心に貢献