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kabutsu97   2 / 12

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1 代表取締役社長 橋はし本もと 太ふとし 当連結会計年度(平成21年1月1日から平成21年12月31日まで)におけ るわが国経済は、一部に持ち直しの動きがみられましたが、民間設備投 資、個人消費は依然として低調で、本格的な回復には至りませんでした。 化学業界におきましても、需要の回復は力強さに欠け、原燃料価格 の上昇とも相まって、厳しい事業環境が続きました。 このような状況の下、当社グループは、徹底したコスト削減に取り組み、 不採算事業からの撤退、グループ会社事務の集約など事業活動の効率 化を推進し、業績の回復に全力で取り組んでまいりました。 しかしながら、当連結会計年度の売上高は、景気の悪化に伴う需要 減少の影響を受け、1,400億3千3百万円(前年度比13.9%減収)と大幅 に減少しました。 損益につきましては、営業利益は、固定費削減や業務改善などの合 理化努力も売上高の減少を補いきれず、111億5千8百万円(前年度比 4.4%減益)となりました。経常利益は、為替変動が前年より小幅であった ことから営業外損益が改善しましたため、115億3千8百万円(前年度比 4.4%増益)となりました。また、当期純利益は、事業撤退に伴う減損損 失や関連損失を特別損失に計上しましたため、過年度評価損を当期に 認容したことから法人税等は減少しましたが、35億4千1百万円(前年度 比86.8%増益)にとどまりました。 株主の皆さまには、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。 また、平素は格別のご支援を賜り厚く御礼申し上げます。 01 株主の皆様へ 平成21年12月期における経営環境と業績のご報告