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kabutsu97   3 / 12

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2 当社は、利益配分の決定にあたり、当期の業績、今 後の事業展開、業績の進展等を総合的に勘案して、 1株当たり6円を安定配当の標準とし、株主の皆さまへの 安定的な利益還元に努めることを基本としております。 また、内部留保資金につきましては、健全な財務体質を 確立・維持することの重要性に留意しつつ、今後予想 される競争激化に備えるための研究開発および設備投 資の原資として活用してまいります。 なお、当期の期末配当金につきましては、1株当たり 3円とさせていただきました。当期は中間配当金3円を お支払いしておりますので、1株当たりの年間配当金は 6円となります。 次期の配当金につきましては、1株当たり中間配当金 3円、期末配当金3円とし、年間配当金は1株当たり 6円とさせていただく予定であります。 当社グループは、平成20年から、高付加価値製品への シフトをさらに加速し、新たな製品や事業の創出を図るとと もに、基盤事業の強化を進めることを重点課題とした中 期経営計画“ALL TOA 2010”に取り組んでまいりました。 平成22年度の当社グループを取り巻く事業環境は、景 気の回復が期待されるものの、先行きは不透明であり、予 断を許さない状況が続くものと予想されます。そうした事 業環境の下で、本年度は中期経営計画“ALL TOA 2010”の仕上げの年として、次の飛躍に向けた布石を確 実に打ち、将来ビジョンへステップアップするための基盤 を確固たるものとしてまいります。 具体的には、次の三つを重点施策として実施し、早期 に立ち上げることにより、収益の拡大を図ってまいります。 1.名古屋工場に隣接するかたちでR&D総合セン ターを新設いたします。同時にソフト面においても、 製品開発とコーポレート研究の役割を明確にした 上で重複を排除し、それぞれの成果を早期に実 現するよう努めてまいります。 2.東南アジア、インドにおける需要の増大に対応する ため、シンガポールにおいてアクリルポリマーの製 造を開始いたします。 3.世界的に拡大している飼料添加物の需要に応える ため、飼料添加物の中間原料製造事業を拡大い たします。 また、グループ一丸となって企業の社会に対する責任を 着実に果たし、将来にわたり社会から信頼され、持続的に 成長する企業グループであり続けたいと考えております。 株主の皆さまにおかれましては、今後とも引き続き変わ らぬご支援、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 TOAGOSEI BUSINESS REPORT 2009 利益配分について 対処すべき課題