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20120829_kabutsu_   10 / 12

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09 トピックス  易溶性酸化銅は、パソコンや携帯電話など、私たち の身の回りにある電子機器に幅広く使われる電子回路 基板の銅メッキに使用されます。近年、電子機器の小 型化、軽量化により電子回路基板のさらなる高密度化 が進む中、バラつきのない均一な高品位メッキを可能 にする易溶性酸化銅の需要が高まっており、このたび、 子会社の鶴見曹達(株)で易溶性酸化銅の製造設備を 増強しました。  戦後間もない昭和26年に日本で初めて製造に成功 したアロン化成(株)の硬質塩化ビニルパイプ(製品 名:アロンパイプ)が、平成24年3月に化学遺産に認定 されました。化学遺産とは公益社団法人日本化学会が 化学と化学技術に関する歴史資料の中でも特に貴重 なものを次世代に伝え、化学に関する学術と教育の向 上、化学工業の発展に資することを目的に認定するも のです。日本の高度経済成長期に上水道管、農地かん がい用水の管路など幅広い用途で使用され、人々のく らしを支えたアロンパイプは、これからも給排水分野で 社会に貢献し続けます。 易溶性酸化銅の製造設備増強 「アロンパイプ」化学遺産に認定 易溶性酸化銅と硫酸銅メッキ液 <用途> 携帯電話などの電子回路基板に使用さ れています。 昭和26年  日本初の硬質塩化ビニルパ イプを手に 硬質塩化ビニルパイプの サンプル(現存)