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20120829_kabutsu_   2 / 12

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01 株主の皆様へ グループの英知と連携を深化させ、 さらなる変革を推進し、 強い事業構造を持った企業体質への転換に 取り組んでまいります。 当第2四半期連結累計期間の概況についてお聞かせください。 代表取締役社長 橋本 太 Q. A.当第2四半期連結累計期間におけるわが国経 済は、復興需要が内需を力強く牽引するまで には至らず、欧州債務危機の深刻化とそれに続く新興 国の成長率鈍化、米国における雇用の伸び悩みなど、 世界経済の減速が国内経済を下押しするリスクが懸 念される中で推移しました。  当社グループを取り巻く事業環境におきましても、 半導体などの電子材料分野に一部回復の兆しがみら れるものの、各セグメントとも総じて需要の回復は弱 く、特にアジア市場において需給バランスが崩れたこと により製品価格、販売数量が下落するなど、収益が圧 迫される状況が続きました。  このような中、当社グループは、苛性ソーダをはじめ とする基礎化学品を中心に製品価格の是正に取り組 むとともに、機能性接着剤などの高付加価値製品の拡 販に努めました。また、前期に当社と販売・開発部門を 統合した鶴見曹達株式会社をはじめ、グループ会社間 の連携を強め、徹底したコスト削減に取り組むなど収 益の確保に努めました。  この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は 728億5千2百万円(前年同期比7.2%減収)、営業 利益は68億6千7百万円(前年同期比33.6%減益)、 経常利益は70億4千8百万円(前年同期比32.9% 減益)、当期純利益は48億9千9百万円(前年同期比 16.0%減益)となりました。