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kabunushitsushin201006   10 / 12

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09 トピックス 2010年6月、当社と三井化学株式会社は、リチウムイ オン電池用原料であるエチレンカーボネート(以下、EC) を製造する合弁会社、MTエチレンカーボネート株式会 社を設立しました。製造設備を三井化学大阪工場敷地 内に設置し、三井化学大阪工場からECの原料であるエ チレンオキサイドの供給を受け、東亞合成の独自技術に よりECの製造を行います。当社名古屋工場に加え、グ ループで2つ目のEC製造拠点となります。  ECは、リチウムイオン二次電池(以下、LiB)用電解液 の主要原料です。LiBは、従来のパソコン、携帯電話な  防虫剤は衣類の虫食い防止、虫よけスプレーなど、生 活のさまざまな場面で使用されますが、主に耐熱性と持 続性に問題があり、プラスチックに加工された例はほとん どありませんでした。  当社は、ハイブリッド化技術により従来の防虫剤の持 つ欠点を改良し、プラスチックへの加工を可能とした、 有機/無機ハイブリッド型の防虫加工剤「ナインセクトR MC-150」の販売を開始しました。無機層状化合物の層 間に有機系防虫剤を担持させることにより、有機系防虫 剤にない耐熱性、耐久性、徐放性※などの機能を持たせ てありますので、繊維や日用品、カーペットなどのハウジン グ用品や家電製品などへの使用が期待されます。 ど小型電池用途に加え、電気自動車、プラグイン自動車、 ハイブリッド自動車の普及とともに世界的な需要拡大が 見込まれています。これに伴う平成24年以降のEC需要 の急拡大に対応するため、平成23年秋の本格生産開始 を目指しています。 MTエチレンカーボネート株式会社を設立 有機/無機ハイブリッド防虫加工剤「ナインセクトR MC-150」発売開始 ※徐放性: 物質中成分の放出を遅くすることによって、 その有効成分の濃度を一定に保つ作用